◆国立大病院が巨額赤字 現場で何が - Yahoo!ニュース
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3日、国立大学病院の病院長らが巨額の赤字の見通しを明かし、強い危機感を訴えました。
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https://news.yahoo.co.jp/pickup/6554446
◆「病院の赤字」は努力不足なのか?7割の国立大病院が赤字のなか、広島大学病院が「10億円超の利益」を出せたワケ《病院長を直撃》(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
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「国立大学病院の約7割が赤字」という危機的な状況に直面している日本。そのなかで異例の黒字経営を続け、10億円超の経常利益を上げた病院がある。広島大学病院だ。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/d9ed3e3d199fa4166cfe4cb1e6e6cdcdcabc9c86
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国立大学の多くが赤字に苦しんでいるという記事。
AI検索の結果によれば、原因には診療報酬などの制度的古さがあるだろう、と。
その疲弊した制度の原因は、治療主体で予防を蔑ろにしてきた制度設計がある。そして、その制度設計の脆弱さの原因は、短期的利益を追求しようとする国民的政治的傾向がある。そういう我々の近視眼的考えかたの原因は、現状志向バイアスであり、つまりは生存環境の厳しさ、言い換えれば災害大国に暮らしているという歴史背景がある。つまり、国立大学の赤字問題は、日本に古来からある構造的な問題なんだということじゃないか、と思った。
社会的な環境の厳しさが強まると、現状志向バイアスが強まるみたいだから、このままの状態だと赤字が膨らむのをとめることができなくなる。
2つめの記事でアンチテーゼ的な例として広島大学病院が黒字化していると紹介されているが、おそらく広島とそれ以外の病院の違いはトップやマネジメントの意識の違いなんじゃないか、て思った。そして、大多数の人たちが現状志向バイアスで働いている以上、この構造的問題は解決できないんじゃないかな。
カンフル剤としては、医療ツーリズムや医療インバウンドの促進か。5千億から6千億円くらいあるポテンシャルのうちの、現在は半分くらいしか出せていないそうだから、世界の富裕層から利益を吸い上げる仕組みをカッチリと作り上げればよさそう。ただし、それによって日本人の医療が後回しにされちゃうのは困るけど。
予防医学に貢献したり健康増進に寄与するアプリに補助金を出すとか、そういうアプリの効果測定の研究を奨励するとかすればいいのかな。こういうの、自治体レベルでの競争とかに持ち込めば一気に進みそうな気がするんだけど。学力調査だけじゃなくて、さ。
PayPayが個人の健康活動に対してポイントを付与するとか、他にもいろいろありそうだけど。