用事で出かけてみると、道すがらうちの近所に何カ所か空き地があって、そこに建築計画の看板が立ってるんだが、そのどれもがことごとく「共同住宅」。しかも規模と戸数からすると単身者向けの共同住宅じゃないかと思われる。
幾ら都心に近い、交通の便がいい、大学が複数あるという条件が揃ってるからと言って、こうも単身者向け集合住宅ばかりを居心地の良い環境条件に建てまくっては、結婚しない若人を地方から呼び寄せるだけじゃないか、て思えてきた。
「異次元の少子化対策」というなら、都内の単身者向け住宅の建築を抑制するべきでは。そういう物件には特別に税金をかけるとか、法律を作って建築戸数を制限するとか。場合によっては異性どうしの同居を優遇するとか。
でも、そうすると「独身者を差別するな」「マイノリティを差別するな」とかいうのが出てくるから、票が欲しい政治家は二の足を踏むだろう。つまりその程度の覚悟しか持っていないということ。地球温暖化対策と同じなんだよ。政治家には本気度が足りない。