マスコミ各社が独自調査で、選挙の立候補者とあなたとの意見の一致度を弾き出す「ボートマッチ」というのをやっている。
あなたは用意された質問票にウェブで回答する。事前に同じ質問を立候補者にも施してあって、その回答結果とあなたの回答結果がどれくらい合致しているかによって、意見の一致度がわかる。その結果を、あなたがどの立候補者に投票すればいいのか、の目安にできる。
と、理屈的にはわかるんだけど、実際にやってみると一致がいずれの立候補者とも低くて困った。自民と立民と共産の立候補者で同点だったりする。つまり、私が世間的に平均値からズレまくっている可能性が高いということか。立候補者は、左右の違いはあっても有権者のボリュームゾーンを狙ってくるはずでしょ。
立候補者はそれぞれに選挙公約を色々と並べ立てている。いまならいろいろと楽しいこと、バラ色な未来を描けるだろうけど、大事なのは当選後の実行結果、つまり成果でしょ。その辺の「選挙前と後との、立候補者の一貫性」のようなものはどこで見ているんだろう、ていつも思う。結局、「あ~、やっぱアイツ、ウソだったじゃん」みたいなの、けっこうあるんじゃないかな。
どうしてそんな選挙前後の態度の一致度が蔑ろにされてしまうのかというと、それを忘れずに思い出す仕組みがないからなんだろう。なので、立候補者の選挙公約を登録して、当選後はその内容を自動的定期的に提示してみんなで採点するウェブサイトとか作ったら楽しいんじゃないか、なんて思った。
名前は「HITTA」。How Is That Thing About?=あの件はどんな具合い? て。
Google翻訳によると「hitta」はスウェーデン語で「探す」らしい。いいじゃん。当選者の現在がどうなのか、ちゃんと探し出して評価すべきじゃないかな。
針千本呑むくらいの覚悟で選挙公約を語ってもらいたいもんだ。
ちなみにスウェーデンには hitta.se というサイトが実在していて、これは「Hitta.se はスウェーデン最大の Web サイトの 1 つで、人、企業、場所、道順に関する情報を探している人にとっては最適な Web サイトです。私たちは、毎週約 400 万人のユニーク訪問者の検索を完全無料でサポートしています」だそうだ。選挙とは関係ないね。