衆院選が近づいて、自宅の固定電話に「アンケート」と自称する架電が幾つか。あくまでも自称で、選挙に関する自動音声のアンケートと言っているようだが、どこまで本当なのかわからない。うちは仕事も個人もすべて留守番電話で応対している。
かかってきた電話番号をネット検索すると、KDDIのIP電話らしいことがわかった。IP電話を使っている時点で無礼千万だとみなすことにする。
こんな電話にうかうかと出てしまう呑気な人間の意見によって、マスコミの世論やアンケート結果というものが形成されているのかもしれないことに我々は留意すべき。
これはNHKの毎月の世論調査も同様で、NHKは「RDD方式」というやつで無作為に選んだ電話番号に手当たり次第に架電してアンケートを募っているらしい。RDDはランダム・デジット・ダイヤリング(Random Digit Dialing)の略だそうだ。こんな雑な電話に応対する人によって世論調査の基礎データが作られていく。
「アポ電」強盗とかヤバめの勧誘とか世間では話題になっているはずなんだけど、相変わらずこういう正体不明の電話にホイホイ出ちゃう人がいることに驚くわけだが、まあ、こういうのは一種の社会的淘汰作用なんだろうな。