tacassi noob!

業務アプリ作って35年、が好き勝手に語る

シャープの電子辞書「BRAIN」を使っている。シャープの電子辞書はずいぶん前から使っていて、最初に使ったのは PW-M800を2007年だった。その前には SIIとか何とか、かれこれ四半世紀くらい電子辞書を使っている。

電子辞書のいいところは「軽い」というのがある。高校生の頃の通学カバンが辞書類詰め込んで10キロ超なんて、いま思えば悪夢だ。

それに何より、「検索」が出来るところが最大の利点だと思う。ページをめくるよりも早く、目的とする見出し語に到達できる。見つけた言葉の説明の中から別の言葉を選んでジャンプできる機能があるのもいい。シャープの BRAINでは「Sジャンプ」と名づけられている。PW-M800や PW-NA1-Bでは「ジャンプ」だった。

さて、この便利な「Sジャンプ」なんだけど、気に入らないところがひとつある。

調べたい言葉を画面タッチで指定して「Sジャンプ」すると、検索結果の一覧が画面右半分に表示される(デフォで)。このとき、ヒットした辞書の一覧が表示されて、そこからひとつ選ぶことになるのだが、その並び順に納得できない。

たとえば「異教徒」で和→英検索して、「a pagan; heathen; an infidel; an idolater」なんてのが出てきたとする。そして最初の「pagan」を画面タッチで選ぶと「Sジャンプ」ボタンが表示されるのでタッチする。すると画面右に

リーダーズ: pagan
G英和大: pagan
OX英英: pagan
LO英英: pagan
大辞林:パガン【Pagan】

という具合に出てくるので、ふだん使っていて「ダイレクトキー設定」で「英和辞典の登録」にしている「【ジーニアス英和大辞典】」である「G英和大: pagan」をタッチして表示させるということになる。

これだ。これが気に入らないところだ。なんで「ダイレクトキー設定」にしている「G英和大」がリストの最初に出てこない? なぜ「リーダーズ」が先頭に固定されているんだろうか。出版元の研究社から何らかの“指導”が入っているのか、ジーニアス英和の大修館とシャープは仲が悪いのか、なんて勘ぐっちゃう。

高校生向けの BRAINは 2年くらいの間隔で新型が出ているけど、大人向けのモデルは更新の先行きが見えなくて、もしかしたらシャープの元気の無さ加減からすると廃版になっちゃうんじゃないかなぁ、とか心配なんだが、次の改定ではこの辺の機能の見直しをやってもらいたいもんだと思う。

◆ ◆

ちなみに大辞林の「パガン【Pagan】」はミャンマーの地名らしくて、ググると石造りの立派な寺院の写真がいくつも出てきて、あ~、こんなところ行ってみたいなぁ、と思う。が、湿気が多そうだから苦手かも、とも思う。
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