tacassi noob!

少しの毒でも混ざれば毒水。

国内外問わず、個人・国家のレベルを問わず、信用・信頼に足る人間が減っている気がする。悪いことが何でもアリの世の中に世界が移行したのは1995年くらいじゃないか、と思う。

信頼できる人間の実数は減ることなく、ずっと変わらないのかもしれない。しかし、そんな人たちと出会う可能性が相対的に、つまり出会いの全体数に対して割合が減っているとしたら、世界から信頼できる人間が減り続けているように見えるはず。

じゃあ、他方、割合が増えているのは何なのかというと、信頼できない人間との遭遇回数だ。信頼できないにも具体詳細には色んな種類があって、遭遇の手段も無数にあって、いわゆる多様性というやつ。その多様性のせいで、遭遇に関係してしまう人間(=被害者)にいろんな格差が生じて広がっている。カモが選り取り見取りになっている。

悪いやつら、やり口、カモの種類が増えて、それが掛け算されるから、「信頼できる人との出会い」が押しやられているんだろう。悪い状況は、その構成要素の分だけ順列組み合わせが増えるから。

理想を目指して多様性を認める、というのにも陰の側面があるんだな、と知る。
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