tacassi noob!

メールを自分宛に送ってメモにする仕掛けを自作して使ってる。仕掛けは某レンタルサーバ。宛先は Gmailの自分アカウント。これが最近、届かないケースが出始めている。セキュリティエラーとかで、

<<< 550-5.7.26 Gmail requires all senders to authenticate with either SPF or DKIM.

という、知ってる人なら見慣れてるやつなんだけど。数年前から同様の報告が検索結果に見られるから、いまに始まったことではない。ただしこのエラー処理の行われ方が不規則で、再現性がない。同じメール電文でも届いたり届かなかったりする。もちろんメールの送信は全く同じシステムを使っている。これは簡単な実験で確かめた。

Googleはスパムメールの類を識別して、NG判定のメールは受信せずに突っ返してるとか情報がネットにあるけど、この判定に AIを使い出しているとすると、この再現性のないブレ具合の説明に納得感を得られるかな、とか思い始めている。長い電文でエラーが起きても、次に短い電文にして送ると受信するようになり、それを元の長い電文に戻しつつ何度も送信すると、何事もなく受信できるようになる。まるで学習してるみたいに。

AIは事実に弱い。ニュアンスとフィーリングで反応するという、人間のコンピュータに対して抱いている直感に反したシステムだと私は思っているんだけど、その不完全で未完成な技術をメールの仕分けなんかに勝手に使い始めているんだとしたら、とうとう Googleも邪悪の業火に焼かれて焼きが回ったかな、と思いたくなる。
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