tacassi noob!

例の如く詐欺メールが漂着しているのでネタにする。

●漂着した「ETC利用照会サービス」詐欺メールが私的にイケてない理由

・ケータイのメアド宛に来ている。

・ETCとはまったく無関係なドメインを「下記URLから新パスワードの発行を行えます」と指示している。

・ちなみに wgetしたら、Googleを装ったページが仕込まれているのが分かったが、おそらくリダイレクトで表示されない。ちなみにソース中にはセネガルの Googleリンクが見えた。

・メール電文中の表現に「パスワードの発行を行えます」だと。「行えます」。まともな企業・団体だったら、ふつー、顧客を突き放したようなこういう表現は使わない。書いている人間の精神状態が滲み出すね。

・メールソフトの警告を回避するためか「メール内のURLをブラウザにコピペする」ように指示している。

・「ブラウザにコピペする」だと。「コピペ」。まともな企業・団体だったら、ふつー、いわねーだろ。

・そもそもまともな企業・団体だったら、ログイン系URLをメール電文に書いたりはしない。正規のサイトからログインしろと指示する。

・ちなみに、この詐欺メールは例の如く 3mにリダイレクトされる。

ということで、これで引っかかるのもどうかしてると思うけど、やられちゃう人はやられちゃうんだろうな。最近、詐欺メールの「日本語力」が高まってきているみたいだけど、やっぱりニュアンスが変なんだよ。臭うというやつ。日常でマトモな日本語の濃度が薄くなっているとしたら気づけないかもしれないけど。

ちなみに、リダイレクト前のサーバは米カリフォルニア州のウエストレイクというロサンゼルスの西北西で、運営はご存じシンガポールの ACEVILLEPTELTD-SG だそうだ。サーバつついてたら簡体字のメッセージが出てきたよ。シンガポールでも簡体字を使うらしいけど、やっぱこういう場面では「これだから中国は…」て思うよね。

ごくろうさん。
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