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適切な「問い」、正しい質問、そういうものについて、私たちは学んできただろうか? 問題意識とか批判的思考については、定義や方法論は無数にある。しかし、「あれ?」とか「変だな?」とか「なぜ?」という思いを発動する瞬間について述べられた本はあるだろうか? 一番問題となるのは、自発的内発的に「なぜ?」が発火することではなかろうか。

この、問題意識の最初の最初の端緒となる種火が点火するかどうか、そこが一番重要ではなかろうか。批判的精神の方法論なんてものは、あとからいくらでもついてくる。

たとえば AIの回答だとこんな具合。

1 情報の正確性を確認する: 情報源が信頼できるかどうかを確認し、事実として正しいかどうかを検証します。また、情報が偏っていないかどうかも確認する必要があります。

2 感情を排除する: 感情的な反応を抑え、冷静に物事を見ることが重要です。感情的な反応は、判断力や決断力を鈍らせる可能性があります。

3 多角的な視点を持つ: 物事を複数の角度から見ることで、より深く理解することができます。また、異なる視点から物事を見ることで、新しい知識や洞察を得ることができます。

4 疑問を持つ: 物事に対して疑問を持ち、積極的に質問することが重要です。疑問を持つことで、より深く理解することができます。

5 証拠に基づく推論を行う: 物事に対して推論する際には、証拠に基づく推論を行うことが重要です。証拠に基づく推論は、感情や偏見に左右されず、客観的な判断を下すことができます。

6 前提条件を検証する: 物事に対して前提条件を検証し、それらが正しいかどうかを確認することが重要です。前提条件が正しくない場合、推論や判断の結果も誤ったものになってしまいます。

7 自己批判的である: 自分自身の考え方や行動に対しても批判的であることが重要です。自己批判的であれば、自分自身の課題や改善点を見つけ出し、成長することができます。

でも、これらの方法論や姿勢を活用するには、最初の「問題」に気づいて顔をそちらに向けることが必要のはず。誰かがいつも火をつけて待ってくれているような恵まれた人生を送っていると、難しいのかもしれない。
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